家がもう1つ欲しい

パソコンを床に置くのをやめたいと最近は考える。パソコンの下に収納がほしいからだ。今の住環境にはリビングのような存在がなく、リビング分の収納が存在しないので、それらの収納をしたいのである。

 

そして本やグッズもだいぶ増えてきた。収納され方が雑なので夫が雑に重ねた本の上半分は空洞である。それらに押し入れを食われているのだ。ひとつの押し入れは線香臭い仏壇スペースだし、もうひとつの収納はなぜか扉の前が物置き場になって死蔵空間になってしまった。あそこを収納にすれば現状が少しはマシにならないだろうか。だけどすぐに何かしらの物置き場になってしまう。

 

本当はこんなことを考えるのも面倒臭い。私は馬鹿なので立体空間を扱うのが下手なのだ。近くに部屋がもう1つ欲しいような心持ちである。2人分のグッズとか本とか、季節外の物を置いたりしたい。

 

そんなことを考えてると、自分が働けないことを思い出して結局は自分に嫌気が差す。私はこの過敏さと記憶の処理できなさが弊害で外に出られないし、学生の声が駄目だから午後は基本的に籠もることになる。学生でなくても女性が会話してる声も駄目なので女性が集まって談笑するような店で時間を潰すわけにもいかず、ファミレスに入り浸るようなことも不可能である。家の散らかりを夫に比べたら見なくてはいけないことが苦痛なのは苦痛だ。

 

だからと言って他に自分の居場所があるわけではない。帰る実家もなければ、行く宛も存在せず、安心できる病院が見つからないので遠方の医者に通院することが半年に一度で止まっていて、ろくに処方箋すら貰えはしない。この部屋以上に、私という存在は常に余裕がなく、苛立つあまり眠ることすら出来ないでいる。