二次元と暮らそうとする

私は日々二次元を詰め込むことに尽力している。朝起きたら真っ先にゲームのBGMを流す。ゲームの落ち着いた雰囲気を日常に取り入れる為である。好きな食べ物を食べることで推しを意識している。一時期気が狂ったようにリンゴを食べていた。現在はメロンを食べたいが流石に経済的に無茶なので麦茶を淹れている。実際やってみるとお湯だしより水出しの方が美味しかった。スーパーの買い物に行くときも当然ゲームのBGMを聴いていて、マップを思い出しながら歩いている。

 

服も推しをイメージと言いたいところだが、正直10年以上もキャラクターをあれやこれやと可愛がっていると歴代の推しの誰か一人には色が当てはまりがちになるので服に関してはよもや意図を持たなくなった。自分で着ている限りはあまり視界にも入らないので他の場所に予算は掛けたいところであるし、私は自分で着るより着せられるシチュエーションがいいのである。

 

家にいる時も同じようにゲームのBGMやアニメ本編をBGMのように垂れ流している。料理もゲームの周回と作業を同時にやることでストレスを軽減している。2つくらい同時にやらないと頭の中がすぐ下り坂になってしまうのだ。

 

そういうわけで作業をしながらでも部屋のそこかしこに作品のグッズを置くことで、二次元のことを考えるきっかけをちりばめている。スマホの壁紙や冷蔵庫のマグネット、布団のそばにフィギュアを置いてみたりもする。ぬいぐるみも買いはしたけど、触る器量はないので洋服棚の中に入れている。おかげで私の服の収納枠が半分は消えてしまった。

 

そうしてなんとか落ち込まずに来たのだが風呂に入ってるうちにあっという間に気が荒んでしまった。なにせ風呂はスマホで音を出そうにもシャワーでろくに聞こえないし、周りにはただ壁があるだけ。風呂で使えるグッズもあるようなコンテンツに沼らないといけないのかもしれない。