人よりも自分を愛せるように育てられたかった

私は私が嫌いだ。毎日母親から受けた虐待や学校のいじめの記憶によるフラッシュバックに襲われるし、自傷のトリガーになるから治療もできない。副作用が重く出やすいから頼れる西洋薬も見つからなくて毎日胃が重くなるけど漢方を飲んでフラッシュバックしないようになることを願うことしかできない。

 

私はこんな人生になりたくなかった。すぐに冷めて自分のしたいことさえないからどう後悔したらいいのかよくわかってはないけど、少なくともこんなに胸の中に石があるとか逆にスカスカで開いてる場所に体が落下しそうな感覚になったり自分が爆発物のようで怯えたりそんな自分に死ねって頭を何発も叩いたりそういう人間にはなりたくなかった。

 

愛情への飢餓感が止まらない。壊れた土台のせいで現在という手すりはあるのに過去という足場はないような場所で必死に手すりを掴んで生きてるような心地だ。他の人たちは過去という足場を歩いて空いてる手で何かをしているのに、私はいつも手を離したら落下して死んでしまいそうだ。

 

今こことかいまを生きるとか、そういう言葉に吐き気がする。出来ないことを要求させることが耐えられないから。私は常に身体は脅かされてる感覚で、あまりに大きすぎる怒りのエネルギーが今の自分にぶつけるのを止められないから自分が無理になってしまった。

 

過去から逃げられない。言い訳にしちゃいけないというほど距離を取れない。過去にできない。怖い。

 

私はずっと人に迷惑かけるなとか人を大事にしろと親に言われて育った。私は否定されることばかりで他の人は肯定されて生きてきた。こんな差別された後に私はもう人を好きにはなれない。私はこんなに自分をきらいになりたくなかった。もっと自分の感情とか他人の感情や言葉に壁を作れるようになりたかった。理不尽な抑圧による怒りはすべてを拒絶することしか出来ない。私は母からゴミ箱役として育てられてしまった。これもそれも貴方のせいだと不必要な責任ばかり押し付けられて私はもう容量が限界になってしまった。私は人になりたかった。自分がここまで不快だと思ってない人間になりたかった。