発達障害児がディズニー好きの親を持つ不幸

親がディズニー好きだと発達障害児(ここでは自閉症スペクトラムとかアスペルガー症候群とかの話である)は地獄を見る。考えて欲しい。普段いかない場所、日差し、多すぎる人、あちこちからする音や声、行列、発達障害者の苦手なものばかりである。これで子供が不機嫌になって台無しになったと罪悪感を植え付けるリスクがあるのに、何が子供の為になるのか全然わからないのだ。そもそも発達障害問わず子供の体力と集中力なんてたかが知れてるのにディズニーに来る時点で無理をすることになる。

 

ディズニー好きというのはディズニーが子供にとって夢の国だと思っているが、それは刺激に飢えている側の価値観でしかない。誰かディズニーに行きたい親から発達障害児を助けて欲しい。もし本当に行きたいなら本命のアトラクションを1つに絞って真っ先に済ませたり、暑さや寒さの強い季節を避けたり、1日中居座ろうとせずホテルで休んで静かな時間を作るのもいいかもしれないが、下調べしない層もおそらくいるだろう。

 

そしてディズニー好きというのは、そもそも発達障害者と相性が悪い。ディズニーの環境に不快より喜びを感じる身で障害児の苦悩に日常から共感するのは至難の業だろう。まぁこんな話をしても私の親は明らかに私と同じ性質なのにやたら形にこだわってディズニーに行こうとしたのだが。

 

障害者用にディズニーでキャンペーンをするのは私も賛成である。これはディズニーの配慮したいという鬱憤をランドやシーで満たして貰って、代わりに自由に楽しく映画を作って貰いたいからだ。映画の製作スタッフは長い事、配慮をしようという運営側の意向に振り回されて疲弊し、人も離れてしまった。あらゆる方面に配慮してランドやシーに出費が増えようと、映画の製作者たちの環境は守られるべきだった。ディズニーにはぜひ蒸気船ウィリーの動いて楽しいの世界に感覚に戻って欲しい。

 

ちなみに障害児をホテルで預かり親だけディズニーというのもアリだと思う。これはディズニーオタクの人やきょうだい児がいる家庭の為にあって欲しい。ちなみに今ホテルの予約ページを開いたらページが開くまで1時間待てと言われた。子供いるか関係なくなんて不便な場所なんだろうか。こんな場所のファンになってる人たちは本当に熱心だ。噂に聞く物販で苦しむ人たちにも優しい運営になって欲しい。