発達障害者として親を憎む

発達障害の本を久々に読んだ。発達障害の子供の育児本。なぜこんなものを読むかって言えば私が発達障害かつ発達障害の専門医から勧められた作者の本がセールだったから。

 

本田秀夫医師の本は凄い。人生の答案用紙だ。私は本田医師が勧める行為とは真逆のことをしてばかりの母に育てられた。友達作りを目標とされ、普通を目標とされてきた。そして今の私は二次障害だらけだ。過剰適応を求められたせいである。本田医師の言葉で初めて癇癪が二次障害によるものだと知った。私は子供の頃から二次障害をずっと増やし続けてきたのだ。本当に本田医師の本は発達障害の子供がいる親が読んで書いてること守ってほしい。

 

私はひたすら頭の中でやっぱりお前は間違いじゃないか!お前のせいじゃないかと母を本の角で殴る。私は言ったぞ、ちゃんと学校に行きたくないってちゃんと忠告したぞ!何度もな!わかりやすく何度も言葉で警告した言語化出来る子供相手だったのによくも見殺しにしたな。お前は人殺しだ!違う作者の本でもお前の言葉は悪い声掛けの例ばかりだったぞ。お前ほど陰湿な子殺しのプロはいないだろうなぁ!二度と繁殖できる生物に生まれるな糞が。とひたすら母の存在の上に赤ペンでバッテンを埋め尽くす。

 

という怒りと、二次障害になった時点で手遅れってコト?っていうわけで途方に暮れている。発達障害を診る医師にとって専門外、トラウマや解離を見る医師にとっても発達障害への対応も専門外である。めちゃくちゃ詰んでるじゃんどうしてくれるんだお前って赤ペンを顔覚えていない母という存在に突き刺した。

 

こんなことしてると他の人が完璧な親なんていないんだからとか言い出すが私としては知るかぁ〜〜〜となるわけである。

 

今から千円あげた後に眼球取るけど千円あげた部分はいい人だし愛情あるから許してくれるよね?そう思えない貴方は人の良いところを見ない性格の悪い人間だ。そんな人間だから眼球は取られて当たり前だ。なんて言うサイコいたら嫌でしょ?私の親は本当にそういう親だ。実際に奪われたのは尊厳だったり自己肯定感だったり安心感だったりするが、この自分や世界を穏やかに見る目が奪われたという点では眼球もがれたのとあんまり変わらない。愛情は免罪符にならないのがおわかりいただけるだろう。

 

そもそも母は自分の母親しか家族だと思ってないし、家族より世間の目の方が優先だし、私含めて父や兄弟のヒエラルキーは他の人間より下である。父は父で対応最悪だったし怒るべきだし、どう考えてもあの頭のおかしい母から子供を逃がすべきなのに、父は会社に逃げて私に母の相手を任せていたのだが、あまりに母が頭おかしいので父に情が湧いてしまう。会いたくはないけど来世は女運に恵まれろよとは思っている。

 

私も頭おかしくない親に恵まれたい。私も本田医師の書いてるような言動が出来る理解のある親くんが欲しい。理解のある彼くんならぬ理解のある親くん。この格差は凄く深刻。母は正直家族というか、顔見知りになることすら危険な存在である。せいぜい終身刑になった犯罪者に罰を与えるために同居させるくらいしか人と関わらせる意味がないような存在なのだ。本当に二度と生物として生まれてほしくない。