手遅れ人生

夫に自分に興味がなくなるくらい他のもののことを吸収しろと言われる。吸収というか合体だろうか?正直夫の話はあまり理解が出来てない。夫はあんなに説明したのにと嘆いていたが、私という無能が他の有能な者の意識と混ざり合うことが可能かどうかで言われると結構難しい。結局私は恵まれた者の視点なんて理解出来るとは思えないし、自分の心身がそれを理解するとも到底思えない。というより普段キャラクターに想いを馳せている行為との違いが全然わかっていない。オリンピック選手の真似をしたら同じ記録が出るかというと違うだろうし、あまり話の意図がわからない。

 

何かやればいいんだという話をされたが、正直もう何かする、人から注意される、過去のあらゆる記憶が溢れ出す、パニックを起こす、一度起こすと場所をトリガーに爆発するという深刻なほどの悪循環が構築されていて、この危険物に何をどう混ぜたらいいのかなんて全くわからないのだ。夫からしたらそれはすべて言い訳で楽したいからだというが、正直疲労200%を400%にしろと言われても、温度計が上限を超えたかの如く反映が出来ない。これ以上この爆発物に何かをすることが恐ろしい。

 

夫からすれば言われるがままにやったことなって何かしたうちに入らないというが、私の脳や神経はそう認識することは絶対にない。人が私を虐げてきた記憶も、責めてきた記憶も、助けてくれなかった記憶も全部事実で、他者を利用して自分をなかったことにしようとすることそのものが、ないがしろにされること自体が、母の植え付けてきたトラウマそのものだから、夫の言うことも私を殺した側の人間の言葉にしか聞こえない。もう常にキレてる人に片足突っ込んでいて限界だ。意識を失って一生眠っていたい。