自分への嫌悪をどうするか

夫が最近は英語の勉強を勧めてくる。それで動画も見せてくる。三次元の顔の人間が喋ってきて、英語の発音の練習を促してくる。

そうして発音する自分を想像したら、こんな不細工な顔をした無能が何かをやろうとしている姿が凄く馬鹿らしくて、だんだん怒りが湧き、その怒りが殺意になっていった。うわなんて自分はこんなに気持ち悪いんだろうという嫌悪感で充満していく。

一度こうなると英語の勉強に対する嫌悪感も一層酷くなる。自分を意識したくない。自分が何かをするって自覚を持ちたくない。

 

私は常にキャラクターの姿を借りて生活しているので、一挙一動もキャラクターの姿を借りている。そうでない時は大体過去の記憶でパニックになったり自己否定が酷くなったりしている。だから自分が発音を練習しているのを考ると、今の自分が動いているというのは非常に気持ち悪いという嫌な感覚になってしょうがない。正直トラウマケアの話で言うと今とかこことか、そういう話を頻繁には聞くが、私は今にもここにも拒絶反応が酷いのである。本当に八方塞がりな気がする。

 

どうしてこんなことを感じるのか私にもわからない。三次元の見た目が美人だったらよかったのだろうかと考える。考えて見ると三次元の顔の動きそのものが嫌いだ。どれだけ美人でも二次元の省略しきった鼻と比べたら目立ってくるし口の圧も強い。私は三次元が全く好きではないし、三次元に生きていたいと思っていない。それで強烈な拒絶反応が湧いてくるのかもしれない。

 

今はこの泥水をどうやって吐き出したらいいのかわからない。吐き出すも何も自分を引き離せないから。自分が嫌であることを思い出してしまったことがとにかく苦しいのである。