病院の日なのに眠れない

普段よりも何故か怒りっぽい日だった。夫と過ごして部屋が暑いのに気がついてエアコンの温度を下げてようやく落ち着いた。明日に備えて寝ようとしたのだが、突然胸の中から、そんなことして何になるの?誰も助けてくれなかったのにという言葉が響き渡り、胸が苦しくて全然眠れない。さっきまでと全く別の状態になったみたいに、肺がまるごと岩になったかのように、胸が重苦しくて全然眠れない。そんな状態で何十分も寝ようとしていたが、苦しすぎて寝ようがない。まるで悪夢で飛び起きた瞬間みたいな切羽詰まったような感覚がずっと続いている。目を瞑っていると自分の身体のイライラヒリヒリした感覚しか感じないことが辛くて目が瞑れない。今にもヒステリーに悲鳴を上げてしまいそうだ。

 

私は病院に行くのが辛くてイライラしてたのだと今更気がついた。そしてこれからどう眠ればいいのか検討もつかない。これから病院に行って家に帰るまで私は眠ることが出来ないのだろうか。

 

本当は私はもう人と会ってはいけないのだ。こんなに医者と会う前の私の時点で怒り狂った状態なのに、移動して人と会うなんて私には恐ろしすぎる。医者の笑顔さえ私の被害を軽く見てるだけな気がしてくる。どうして国は私を永久認定にしてくれなくて、通院を続けないと生活費を払わないという対応をするのだろう。国の教育システムが私を追い詰めたきた癖に。私はただ薬を飲んで隠れ潜んでいたい。もう加害者と被害者以外の関係を私は作ることが出来ない位置にいる。私はもうあの加害者たちと他の人間は違うという風に見ることは不可能である。なぜなら私という存在が人から攻撃される側であるという刷り込みが続いてしまったからだ。次は大丈夫というおまじないは子供の頃に使いきってしまった。

 

私は結局寝るのを諦めて二次元を見ているしかない。私という被害者のいない世界でしか、加害者のいない世界を享受できないのだから。