どうしてこの人なんだろう

あらゆる犯罪者たちを説教する人がいる

だけどそんな様子を見る度に辛くなる

殺された被害者も同じく宗教二世ではあり

そもそも最初から誰も入信してなければなと思う

 

日本で宗教に入っても待っているのは孤立だ

自分の所属している先が全部同じ宗教の人ならいいが

日本ではそんなことはほとんどありえない

社会でも家庭でもわかりあえない孤独が待っている

 

親が子供の幸せを犠牲にしているとういうのは

どれほど根深い存在否定のメッセージになるか

知らない人ばかりが綺麗事を言っている

自分でない誰かの方が大切というメッセージが

自分の健康や幸福を望む人がいないことが

どれほど心細いことであるのか

どれほど身を削るような痛みであるか

それが毎日続くことがどれほど恐ろしいか

みんな知らないのに言っているのだろう

 

どうしてこの人達じゃないんだろうなって思う

親が宗教狂いで苦しんでる人たちは

被害者でも加害者でもなくて

自分は努力してきた人間ですって言いたさそうに

ひたすらに犯人を貶している

この人たちだったらよかったのにって思う

 

綺麗な心、幸福な人間、純粋な人間

宗教の世界にいる人は子供にいつもそれを望み

その上で与えるのは苦しみしかない

お前は私の理想とは違う罪人であると

子供に八方塞がりになるほどの存在否定をする

子供は常にその矛盾ですり減らす

親が口で幸福を語るのに地獄の底へ全力で足を引っ張る

少なくとも私の母は子供を引き裂く殺人鬼だった

宗教の為に子供の魂を売り払ったも同然だ

それなのに本人は子供を愛しているという

目の前の血だらけになった子供を見ず

脳内にいる理想の子供の姿しか見えていないからだ

母から太陽と言われていた兄弟も

宗教定義の散々な過干渉により寝たきりになってしまった

宗教の理想通りの人間になるためであって

周りなど全く見ることはないのだ

どうしてこの親が私の親で

この善人面をしている人たちが普通の親なんだろう