ガストで酷い目にあった

ガストで酷い目にあった。自由に席を選べと言われて座って注文した後、飲み物を取りに行ってたら別の女性客達が座っていた。

その席はもう私が注文をしている席なので移動して貰っていいですかと言った後に目印はと言われ、私はそう言われると思わなくて、箸もナプキンも置いているので勘弁してくださいと言った。このナプキンは机の真ん中にクロスするように私が場所を間違えないように置いていたものだった。話しかける前に移動するか悩んだけど既に注文した後だったので声を掛けなくてはいけなかった。

その後近くの席に座った女性客たちはわかりやすい目印を置かなかった私に対する悪口を言いながら笑っていた。どうして私が悪いことになるのかわからなかった。私は今から食事を摂るのに、悪口を聞きながら食べなきゃいけなくて、お金も払わなきゃいけなくなる。知らないうちに注文されていたら取り消さなきゃいけない。そう思うと胸が嘘のように詰まっていった。自分の機嫌は自分でどうにかしなきゃいけないとは言うけれど、あまりに自分が目の敵にされている状況をどうやって寛容でいるか私は説明の仕方がわからなくなってしまった。

私が店員の人を呼んで注文があったか確認している時、私はすでに理不尽な悪意に動転していた。その間も女性客達はわざとじゃないのにと隣にいる老婆に同情を求めていた。わざとじゃないのは私だって知っていたし、だからそのくらい気が付いてよとかそのくらいわかるでしょというような言葉も加えることはなかったし、声を荒立てずに状況と敬語とお願いするようにとかいろいろ気を遣って頭でどう声を掛けるか事前に考えてから話しかけた。誰も悪くないことだからイライラだってしていなかった。それなのにあの人が悪いって話をされ続けて、それを棚に上げて私が不快を感じるのは心が狭いって話を周りに拡散している姿を見て本当に信じられないほど腹が立った。

悪口を言っている女性が私に話しかけてきたかと思えば、ごめんなさい、だから泣かないでと言ってきた。もうわけがわからなかった。どうしてこの女性は私にどんどん指図をしてくるのか。どうして私の感情を突然やめろと言われなきゃいけないのか。自分は私の悪口を言って発散しようとしていたのになぜ私にだけ我慢を要求しだしているのか。もう私が最初から話しかけずに違う席に黙って移動すべきだったのか、しかし注文した後でそんなことが可能だったのか頭の中で凄くパニックになって震えが止まらなかった。「それって貴方が頼む権利があることですか」と言って「もう私に話しかけないでください」って言うことが限界だった。手が震えたままご飯を詰め込んで、これ以上おかしくならないように逃げるように店を出た。

もうこういう時って本当にどうしたらよかったんだろう。お店の人には親切に答えて貰えたけれど、怖くてもうお店の使い方がわからない。このパニックをどうしたらいいかわからない。私に悪口を聞きながら我慢して食事をしろって人は言うんだろうか。それだとどうして私が我慢しながら食事をしなきゃいけなくなるんだろう。まだ注文してなかったらそれはもう店を変えることは出来たけどそれも出来なかった。もう嫌だ。自分も他人も。他人からしたらキチガイが店に来なくなってよかったくらいにしか思わないんだろうか。私はただ他の客と同じように食事をして帰りたかっただけなのに。飲食店の客として食事をしようとしてさえ人扱いされないのに、人としての冷静な対応を求められなきゃいけないことを思うと生きていることが辛い。今も記憶がずっと巡って苦しい。どうしたらよかったんだろう。本当にどうしてこうなっちゃったんだろう。ただただ誰も味方がいなくて死にたい気持ちになった。