人生が辛い

兄弟が過干渉から逃れる方法は親が死ぬことだと思う

この過干渉がせめて正しい方向性であれば

少しは何か残るものがあったかもしれない

しかし私の母は最も愚かな過干渉をする人間だった

人を不快にしない、迷惑をかけない

世間体で普通であって波の立たない人間であれ

それだけの過干渉はひたすらにすべてを奪うのみだった

外からの悪意には放任を極める理不尽な差別は

私に地獄のような世界を見せることになった

私はあらゆる機微にこの世の終わりのように崩れ落ちる

その瞬間に私は生きる資格を奪われる

誰も彼もを恐れるような人間は普通の枠にはいられない

常に私は恐怖と怒りと衝動性がある

それを起こさないための無気力さの中に沈むしかない

今更それをどうしたらいいのか私には全くわからない

 

母のせいで私はいろんな言葉が気持ち悪い

ポジティブ、前向き、明るい、そういう言葉が嫌いだ

その言葉は私を批判するために使われる言葉だし

その言葉に対して何も憧れが持てない

使っている人間のイメージが最悪なのだ

心がいかに豊かかどうかを語ることでしか

自分を持ち上げられない人が増えすぎてしまった

それを見下して他人を貶す口実に使うので

より醜さを助長している

 

私は何にも憧れを持てなくなってしまった

その無気力さが自分を責めて追い詰める

自分でしたいことなんて何一つ浮かばないのに

責める言葉だけが頭で止まらない

 

私は自分の醜さを否定するほどの気力もなく

人としてあるべきとされるものを肯定も出来ない

自分を責めるのは今まで会ってきた人間がやってきて

私は責められることに本当に疲れ切ってしまった

誰もが責めてくるから私だけが必死になって

私は間違っていないと叫ばなくてはいけない

これ以上誰からも間違っているって

これ以上私を殺さないでくれっていつだって必死だ

間違いを認めたら殺される世界、誰も味方がいない世界

そういう世界にいなかった人たちは

私を頑固で我儘で馬鹿な存在だと思うのだろう

私も出来れば蜂の巣にされることがない集団で育てば

そうなれたのかもしれない、しかしもう遅い

そうでない経験だけをしてきた、いい経験で塗りつぶす

その為の努力はすべて出会ってきた人々に踏みにじられた

 

兄弟は苦しくないのだろうか

太陽のような子供であることを期待されるのは

子供らしさを期待する言葉が恐ろしくならないのだろうか

太陽のような子供は過干渉で殺す親からは生まれないのに