私のように体育がトラウマになった人間にとって運動というのは不可能な概念である。運動を意識して運動すると自分がゴミになったような気分になる。ゴミ扱いされた記憶が行動とリンクしているのだから、運動している時は自分はなんてみっともなくて情けなくて駄目な人間なんだろうって鬱々とする。
だからスーパーの買い物や外出の目的がないと全く動こうともしないのである。荷物を受け取れない今日は外を歩かなかったので血流が悪いのか体調がしんどい。昨日はおつかいを頼まれたので歩いたのでそれで身体が回ればいいのに面倒臭いと思う。学校にさえ行かなければ運動をこんなに憎まなくてよかったのにとげんなりする。
本当は荷物を時間指定出来たらいいのだが、なかなか癖づかないでいるし、夫に注文を頼むことも多くて自力で出来るものも限りがある。急ぎの荷物だと時間指定したら逆に遅くなってしまうのも難点である。
そもそもたかが１日動かない程度で不調になるのはなぜなのだろう。どうしてか私は常に上半身だけが不自由さや重さを感じているのである。
