いつまで

私が毎日呟いている言葉がある。学校に行かなければよかったという言葉だ。もう学校に行かなくなってから5年以上は過ぎたのに、毎日のように学校に行かなければよかったという言葉を繰り返している。あの学校から私を連れ出して欲しい、誰か私を助けて欲しい、そんな気持ちがもう学校に行っているわけではないのに止まらなくなる。

私は人からたくさん嫌われた。能力のない人間を人は嫌うから。最初は人から笑われるからパニックになっていたのに、いつの間にか人から笑われるんじゃないかという理由でパニックになるようになって、そんな姿を見ていろんな人が呆れていった。

気が付いたら誰もいなくても、自分が上手くやれてないだけでパニックを起こすようになってしまった。私は何も出来なくなってしまった。罪悪感のない自分を傷つけない時間の過ごし方が私にはもうわからない。

 

今までは過去がリアルタイムに繰り返されているような、もうこれ以上私のことを嫌いだって言わないでって叫んで、繰り返しを止めるためには死ぬしかないのではという危機感に追い詰められていた。

今はただ、私は誰からも嫌われていて、価値のない人間で、パニックになって価値を上げることも出来なくて、人が怖くて嫌いで憎くて、自分も憎い取り返しのつかない人間なんだという感覚がぐるぐると巡っている。