好きなものがわからなくなってきた

お題「#この1年の変化」

時間を持て余した時に何をしたらいいかわからなくなった。

流行している作品に手を出して昔はそれだけで楽しかったのに、

今はおおむねの作品が同じように見えるようになってきた。

子供の頃に大好きだった作品たちは自分よりも大きな存在になって、

誰からも見られていいような社会的な存在になっていった。

そんな作品ひとつひとつがどれも同じように見えてくる。

絆という風潮が2010年代は強かった気がするが、

そこに最近は多様性というものが増えてきた。

私は二次元という違う場所を探していたのに、

現実と二次元は昔より境界があやふやになってきた。

私だけじゃなく世の中も、作品を届ける側も。

作品を見たときにやけに疲れてしまうようになった。

外に出てもモニターの中を見ても社会の中という心地なのだ。

そうして私が作品を見るという趣向に疲れを感じた時に、

他にどんなことをしていいのか全くわからなくなってしまった。

歳だね、の一言で片づけるしかないのだろう。