予期せぬ語学の行き詰まり

アプリで地道に中国語をしていて困ることがある。それは家族の話を例題に出されることだった。私は文章で家族は私を愛していますとか、父は母を愛していますとか、そういう表現を見る度に息が詰まる感覚になってしまう。歯を食いしばりながら日本語訳を入力することになる。だんだん胸の中のイライラが大きくなってキレやすくなる。

そういうわけで飛び級をした。ただ飛び級することで過去の問題を復習しても知らない問題が出て来るようになり、飛び級した傍からまた家族や兄弟や友達の話をされる。私に三次元の人間を浮かべるきっかけを作らないで欲しいのである。2度3度と飛び級をするといよいよ知らない表現が増えすぎて行き詰ってきた。

 

退屈だからとアプリを開いてやっていたが、三次元を意識すると死んでしまうので終始アニメを流しながら語学をしなくてはならないことに今になって気が付く。アニメを見ながら浮かべるのはきっと今見ている作品の父や母で済んだかもしれないのだ。

 

アプリを使わない手も考えたが、本を読んだところでまったくやった気にも覚えた気にもなれはしない。文法の用語には激しい拒絶反応が起こるし、私は語学が相当出来ない人間なんだろう。