夫婦の会話ってなんだろう

夫婦の会話ってみんなどんな話をしているのだろう。私は世間話というものが非常に苦手なので人との会話方法が実を言うと全然わからない。こういうブログのようなもので一方的に喋るとか、趣味の話という共通のコンテンツを離すのはわかるんだけど、日常会話みたいなものは全然わからない。学生時代は悪口で盛り上がっている声しか聴いたことがなかった。

 

デイケアにいた頃は私を練習台にしようとした利用者の人がいたけれど、突然スポーツ選手の話をされてスポーツ選手のことは良く知らないと答えたらその場で頭を抱えて黙り込んでしまったことがあった。スポーツはどうしてもあらゆる番組を潰してきてみたかった作品を奪った存在だから、自分で運動が嫌いなのとは別に見ることにも嫌悪感がある。昔は見てたけどいじめられてからは人の声を聴くことが苦痛なのでテレビ自体見るのが辛い。

 

自分の親と話すと大体母親からは否定から入られるしニュースの話題も母が偽善者的な意味合いで倫理観が終わっているのでろくに出来ない。父親はすぐに○○を見習ってみたいな当てつけの話をするし俺は馬鹿だからって自虐が始まってしまう。父と母は仮面夫婦だから最低限の話しかしない。父が母を喜ばせようと買い物をしては母から怒られため息をつかれるような、お世辞にも人と楽しく会話できる世界観の人間は家庭にいなかった。

 

夫とは楽しく話せている。ニュースの話をしても毎度のように人を悪く言ってはいけないなんて思考停止で返されることなく、怒りや混乱の気持ちを聞いてもらえたり共感してもらえる。夫は間違いなくホストやカウンセラーになっても人気者になること間違いなしだろう。と言いたくなるくらいには考えながら会話をしてくれる。俺は馬鹿だからで会話が遮られることがない。学校のように言葉がおばさん臭いと馬鹿にされることもない。

 

とくに助かるのは食事中に携帯を使っても怒られないことだ。いくらでも話題は拾えるしわからないことはすぐに検索して結果を教えることが出来る。実家で会話がないと嘆いていた母もテレビを流すのではなく食事中に携帯を触るべきだったのだとわかる。

 

ただ夫と話す話題は国際ニュースとか政治とか、人と会話に出すのに不向きとされるジャンルが多い。統一教会創立者は韓国でキリスト教の長老派だったらしく、日本の統治時代の長老派は日本に追い詰められて殉教者が出たり投獄されていたらしいというのが最近の話題だ。夫からは他の人とは出来ない会話が出来て楽しいとは言って貰えるが、それらを除いてさらに趣味の合わない人間と話すなんて何を話すんだと謎になる。夫に聞いたら男社会独特の女に対する話題に合わせて話をするらしい。不倫するなら○○県がいいよという話題をされたそうな。幼馴染と結婚した誠実そうな設定を持つ男性でこの言葉である。女社会は二度と御免だが男性の世界観も大変そうだ。