運動への憎しみ

ダイエットしなきゃって思ったものの、ダイエットするには運動をしなければならず、運動というものを意識した途端に学生時代の記憶が溢れ出して物凄くて恐怖と憎悪でどうにも落ち着かない。

ただただ虐げられた記憶とかが蘇ってきて怖い、運動をしたら運動は必要なことで運動が出来ない自分はいじめられて当然で自分は価値がない死んでもいいような存在であると認めなきゃいけない恐怖で追い詰められていく。怖い、運動を意識しただけで私はすべてが襲い掛かってきてしまうような恐怖感に襲われる。現在の何がそうなるというわけではないが、身体が怯えた状態へ戻っていく。怖い、学校に行かなければよかった。学校の記憶さえなければ、学校さえなければ。運動を意識せずなんとなく歩くことさえ怖い。コンビニで聞こえる女性が商品を紹介する声さえ怖い。アイドル系の声でも声優系の声でもない普通の喋り声のような、人の悪口で盛り上がっている時のあの女性の声のようなものが耳に入るだけで悲鳴をあげたくなるほどに辛い。嫌だ、学校の記憶が苦しい。