毒母の自殺未遂

実家に住む兄弟の状況のやりとりをする為、私の実父と夫がやりとりをしていた。夫によると父から妻が自殺未遂をしたよと言われたらしい。大量服薬、ODという奴で。私は最初に「ハァ?」と思うしかなかった。なぜなら私の母は私がODしているときにまくし立てるように「人に迷惑かけて馬鹿じゃないの!?」と言ったからだ。だから私は非常に腹が立った。そっくりそのままこの言葉を返しに行きたくなった。貴方が言った言葉なんだと添えて。しかしそんなことをすると兄弟や父がまた自殺未遂の世話をする羽目になりかねないので言うことをやめた。しかし現在進行形でムカムカと胃が痛い。

 

私自身、母とは絶縁しておりそれでも現在進行形であらゆる症状がおきている。フラッシュバックに慢性的な自己否定、感情のコントロールの困難などで人と接することは困難な状態にある。外に出れば出るほど悪化を繰り返していった。緊張状態が常に続いて、他罰と自罰の願望を行き来して遂行できるわけではなく身体の内側がジェットコースターのように走り回っている。治療法を発見できればとも思うが、本を読んでも釈然とせずなかなか療法にコロナや金銭的理由があって手を出せない。自力で深い呼吸をすることも、安全基地を見つけることも出来なかった。通院もコロナで止まっており、市販薬を自費購入することになってしまっている。

 

父には「兄弟のことをどうにかしたいなら母の存在をから離してやらないと何も始まらない、一緒に居ればいるほど私のように悪化するものだと思え」と忠告はしているが父は3年前には妻と離婚しますと言って以来(その数年前に母が離婚届を見せてきたらしいが)、仕事を理由に全くそういった作業を進めていない。それを悠長に自殺未遂の報告をしたり、兄弟の友人の家が大変らしいと他人事のような話をしている。なぜ婚約する前から「バツイチになっても私は気にしない」とこちらの家庭崩壊を期待する毒母の自殺未遂の話を聞かされなくてはならないのだろう。心配や情けを払う資格があまりになさすぎるし、その温度差が父に全く伝わっていないことがわかって虚しい。

 

兄弟はリストカットしているが安全な場所を提供出来る人間は私含めていないのである。私自身はコロナと症状の悪化のリスクがあるので現地に赴くことも出来ないし、親が死んでから兄弟と暮らすことも私のフラッシュバックを思うと難しいだろう。毒母と離れる時間づくり以外には役に立たない上にお盆も冬休みもない就労支援と毒母が付いてくる病院に通っていて時間もない。父が動けるうちに離れて暮らす環境を整えろと言ってはいるが全く伝わっていない。

とはいえ同じ親ガチャを外したよしみなので、兄弟に家が気まずいならここに泊ってもいいと言ったがそれは断られた。私自身も自力で生きることは完全に失敗している。他人の心配をしている場合でもないかもしれないし、兄弟がそんな病んだ身内に寄り付きたくないのもあるかもしれない。違う家の私の夫も住んでいる場所に泊まるのが嫌なこともあるだろう。世間体という体裁のために子供の骨を折って組み立てたようなあの家にいた後遺症は今も重い。父は毒母に話しかけることさえ気まずくて出来ないらしいが、本当に離婚するのだろうか?